IT豆知識(「ピクトグラム」って知っていますか?)

IT豆知識(「ピクトグラム」って知っていますか?)

2021年8月5日

こんにちは。
アスハ・クル株式会社、ブログ担当トモコです。

皆さんは、この「ピクトグラム」という言葉をご存知ですか?
東京2020オリンピックの開会式のパフォーマンスで、各競技のピクトグラムをパントマイムで表現され、クローズアップされましたが、ピクトグラムは日常いろいろな場所で実は皆さん、目にされています。

ピクトグラムとは?

ピクトグラムとは、言葉を使わなくても情報を伝えられる、単純化された視覚記号です。
様々な人が利用する公共施設でよく目にすると思います。
非常口のマークやトイレのマークは最も身近なピクトグラムではないでしょうか。

このマークがあることで、文字がなくてもトイレであるということがわかります。

ピクトグラムは、特定の言語(国内であれば、日本語)にしばられないことで、言語を超えて理解してもらうことが出来ます。

ピクトグラムの歴史

1920年頃、オーストリアの社会・経済学者、オットー・ノイラートが生み出したアイソタイプがピクトグラムの始まりとされています。

文章を読む習慣のないような市民にも、目で見てわかるように考え出されたもので、簡単に言えば「絵記号」です。

現在のピクトグラムの発祥は

一方、現代のピクトグラムの発祥は1964年、美術評論家の勝見勝と若手デザイナーによる、東京オリンピックの「施設シンボル」とされています。
64年東京オリンピックはアジアで初めて、しかもアルファベットを使わない国で最初での開催でした。

当時、多くの日本人は英語を含めた外国語でのコミュニケーションはまだ困難でした。
日本人と、海外から来る多くの来訪者の両方に、施設や設備を理解してもらうための視覚的な仕掛けが必要とされていました。

ピクトグラムは前回1964年の東京オリンピックから2020東京オリンピックへと繋がっていたのですね。