富山県の梨の産地では。

富山県の梨の産地では。

こんにちは。
アスハ・クル株式会社、ブログ担当トモコです。

先日、富山の梨のニュースがネットでクローズアップされたので、そのお話しをいたします。
その内容は富山県内最大の梨産地でもある呉羽地区で作られている「呉羽梨」のニュースでした。

そんな富山県で有名な梨の産地「呉羽地区」の梨が今年は不作なのだそうです。

原因は春の気温にありました。
今年の冬は例年より暖かく梨の開花も例年より10日ほど早かったとか。。。
開花をしたという事は受粉しないと果実が実りません。しかし、ちょうどその時期に霜が降り、めしべが枯れて受粉が進みづらくなってしまったのだそうです。
また着果して実をつけたとしても、今度はヒョウやあられで実に傷がつき出荷できる品質の梨が少なくなってしまったり。

以前、私は富山県外の梨の産地がある農協に勤めていました。
私のいた部署は農家さんから必要な肥料や農薬などの注文を受ける部署でした。

梨の生産者さんは1年中、休みなく働いています。
梨を作るには春の受粉から始まります。受粉作業は手作業でお花1つ1つに行います。
また梨は、土づくりもですが適正な肥料を適正な時期に与えるのもとても重要です。
また年によって梨の木につく害虫も違うので、農家さんは収穫までは目が離せません。

よく梨の地区を担当していた職員が「梨は生産者さんが、どれだけ手を加えたかによって味が決まる。さぼったらすぐ味に現れる。手を掛けただけ美味しい梨ができるんだ。」
その言葉が印象的でした。

天候に左右される、と簡単に言うのは失礼かもしれませんが、どんな果物でも野菜でも、自然を相手にお仕事をされていらっしゃる生産者さんたちは本当に大変だと思います。

沢山のご苦労をされて美味しい果物や野菜たちが私たちの手に届くと思うと有難くいただく気持ちになりますね。

参考サイト:NHK News WEB『富山市が記録的な不作になる見込みの「呉羽梨」農家を支援へ』
https://www3.nhk.or.jp/lnews/toyama/20210802/3060008067.html